たらふく。

30代サラリーマンSEの日常。

映画「Winny」を観てきました。

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先日、Winnyを観てきたので感想を書いていきます。

以前、レジェンド&バタフライを観たときに映画が始まる前の映画の予告で映画「Winny」を知りました。Winnyといえば自分が学生時代の時に結構ニュースとかで騒がれていたなという記憶しかないですが、すごいソフトだということは知っていました。開発者のその後など全く気にしていなかったのですが、映画がやるとなるとすごく気になってしまい、観に行ってきました。

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個人的な評価とあらすじ

感想としてはすごく良かったと思います。もしかするとIT系の知識が少しあった方が楽しめるかもですが、内容がよくまとまっていて良かったと思います。主演が東出さんということもあり、どんな演技をみせるかも気になっていましたが、すごく良かったです。弁護士の檀さんの三浦貴大さんもすごく良かった。

Winny事件では何が問題なのかですが、映画の冒頭で「殺人に使われた包丁を作った職人は逮捕されるのか」という台詞があります。これは通常、包丁を使った人が犯罪者となり、包丁を作った職人は、罪になりません。しかし、Winnyの事件では、ソフトウェアを作った人が罪となる事件だったということ。この事件が有罪になってしまうと今後新しいソフトウェアを作った場合に悪用されると犯罪者となってしまうことになります。そうなると、新しいものを作ろうという人がいなくなるばかりか、新しいものが生まれなくなってしまいます。Winnyの開発者の金子勇氏は、未来の技術者のために無罪を主張し、戦い続けたのです。結果、7年半の月日がかかり、無罪となりました。映画最初の有罪判決が出されるところまで描かれています。

ただの事件をなぞった映画ではない

金子勇と檀弁護士の人間性などがすごく良く描かれており、金子勇がどういう人物であったかがよくわかる作品となっています。金子勇はコミュニケーションが苦手であり、プログラムは自己表現であった。プログラムに対する情熱がすごく感じられた。

そんな金子勇が法的に拘束されたため、Winny脆弱性を修正することができなかった。たった1行の修正で改善されるのにそれは、許されなかった。自己表現であるプログラムを奪われた、金子勇はかなり苦しかっただろうな。自分の大好きなことができなくなることはストレスでしかない。

しかし、彼は諦めることなく無罪を勝ち取った。7年半は長かっただろうな。ITで7年半というと相当技術が進化していて、天才の時間をこんなにも奪ってしまったのはすごく残念だと思った。さらに、映画ですることとなったが、金子さんはすでに亡くなってしまっていたことに衝撃を受けた。

今の時代だからこそ、こういったメッセージ性のある映画はすごく良いなと思いました。新しいことをチャレンジしても、潰されるのではなく、悪いところがあったら改善していこうぜ!みたいな感じで日本や世界をよくしていく新しい技術を作っていくような環境なっていけば良いなと思います。

まとめ

映画「Winny」は個人的にはとても良い映画だと思いました。ITはあまりわからないよって方でも、熱い男たちの戦いはとても面白いものだと感じられると思います。映画の最後に金子勇氏の写真や映像が登場するのですが、東出さんの演じていた雰囲気と結構似ていて、感激した。映画を観る時間があったり、少しでも興味があったら観てみることをおすすめします。

今回はこれくらいで、それではまた!